テクニカンの凍眠導入まで

今回鳥安は冷凍食品のために、特別な冷凍技術を導入致しました。
この技術によって鳥安は初めて美味しいままの鴨肉を製品化する目処が立ちました。
本日はその冷凍技術を用いた「凍眠」をご紹介したいと思います。

凍眠はテクニカン様が開発された冷凍技術です。
具体的には、包装された食品を-30℃の液体に浸けて急速に冷凍します。

少し想像してみてください。
20℃の冷房がかかった部屋。
20℃のプール。
どちらがより冷たく感じるでしょうか?

恐らく20℃のプールの方が寒く感じると思います。
同じ原理で「凍眠」は、通常の冷凍よりも急速に凍結することが可能なのです!

ここからは、昨年の春にお伺いしたテクニカン様のテストキッチンの様子を少しだけお見せしたいと思います。

パックしたお肉を凍眠で凍らせています。

社長様が折角だからと色々な食品を試食させてくださいました。

まずは蒟蒻ゼリー。
こちらは通常の冷凍で凍らせた蒟蒻ゼリーですが、凍り方がまだらです。

一方「凍眠」で凍らせた蒟蒻ゼリーは、均一に凍っています。

蒟蒻ゼリー以外にも、お刺身もいただきました。
解凍された赤身は、全くドリップが出ていませんでした!

フルーツも美味しかったです。

最後にお肉をいただきました。
こちらは社長様が自ら焼いてくださいました。
従来の冷凍肉にあるようなパサつきが全くなく、生肉から焼き上げたお肉と遜色ないものでした。

以前から液体凍結自体は知っておりましたが、実際に体験するとその凄さに驚かされました。
是非この技術を活用して皆様に美味しい鴨をご提供できればと思っています。
期待してお待ちいただければ幸いです。